オープンシステムの本
オープンネット鰍ェ出版している書籍の紹介です。
 

『価格の見える家づくり』増補改訂版 出版のご案内
  2004年3月 家づくりのベストセラー本をリニューアル

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著者:山中省吾/オープンネット(株)代表
体裁:A5判 並製 248ページ(カラー口絵15ページ)
発行:(株)コスモリバティ社
定価:1575円(本体価格1500円+税)

◆◇関連記事◇◆
朝日新聞 2004年5月15日
『山陰経済ウイークリー』2004・5・4


■口絵
グローブ座/給椏s夢設計
エイテック
泣Cーエスケイ設計1級建築士事務所
F.A.D.建築事務所
小川原設計1級建築士事務所
ARCHISHIPS古前建築設計事務所
南風設計室
設計工房ハウ・ハウ
くらしの工房
住まい木創舎
グローブ座/アークリーフ建築研究所
ワード設計

■第1章 オープンシステムの誕生

■第2章 走りはじめたら…いろんな反応があった

■第3章 顧客主導の建築革命 オープンシステム

■第4章 設計事務所のネットワーク

■第5章 オープンシステムで建てた家
泣}ルミ建築設計事務所
ISO設計室
タド建築設計事務所
潟`ーム・ビルダー
兜粋苣ン計事務所
葛v一設計
佑建設計室
村山設計室
潟買@ンクラフト空間環境設計
祥設計室1級建築士事務所
泣rルド設計工房
仲里空間設計工房
アキ設計工房
褐和企画設計事務所
風景舎・西村設計室
泣Mミックデザイン
牛イ々木設計企画
アペックスデザイン
渇F野設計事務所
拒Q建築設計室1級建築士事務所
studio kei
葉勢森建築設計事務所
褐サ代設計事務所
兜x士設計
建築創造舎アトリエK
K建築綜合研究所
建築プランナー
長崎菱電テクニカ
武田一級建築士事務所
サイトウ建築設計一級建築士事務所
アマ設計

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価格の見える家づくり 増補改訂版
〜家づくりの不満を解消していったらオープンシステムになった〜
ISBN4-907799-19-5  C0052
A5判並製/248ページ/2004年3月発売/定価1,575円(本体1,500円+税)
(株)コスモ・リバティ社
〒169-8510東京都新宿区百人町2-4-8ステアーズビル3F
TEL:03-3368-7111  FAX:03-3368-7227


はじめに

 何かおかしいな。どこかが変だな・・・。こう思っていました。それは、私だけではありませんでした。私と同じ建築設計の仕事をする者にも多くいました。いいえ、それだけではありません。工事現場で汗して働く職人たちにも、同じ思いを持つ者は多くいました。

 今、最も古い体質といわれる建築業界で、ある変化が起きています。ゼネコンが介入しないでビルが建設され、ハウスメーカーや工務店が介入しないで家がつくられ始めています。建築主自らが、あたかもゼネコンや工務店のような機能を持ち、大工、左官、内装などの専門工事業者と直接契約を交わしてつくるのです。

 こういう発想は古くからありました。だけど実際、誰にでもできることではありませんでした。それが今、普通のサラリーマンが、こうやって家をつくり始めました。もちろん、建築の経験も知識も持たない、ごく普通のサラリーマンです。

家づくりの発想を大きく変えたのは、『オープンシステム』という新しい建築手法に取り組む設計事務所の集団です。彼らは依頼者の話にじっと耳を傾け、何度も対話を重ねてきました。依頼者の思い、町並み、個性を大切にしようとしています。材料にもこだわりました。価格を透明にして、無駄な部分を排除するよう努めました。
 最初は小さな流れでした。ある取り組みが、他の設計事務所の共感を呼び、目立たないところで少しずつ始まりました。やがて同じ志を持つ設計者が集まり、ネットワークが生まれました。知識や経験の共有、レベルアップのための研鑽、ネットワークを活かした建築資材の購入など、様々な試みが行われるようになりました。

今、この取り組みは全国各地に広がりつつあります。派手な宣伝や営業をすることもなく、口コミを最大の武器としました。技術者は、日々の業務と成果をありのままに見てもらうだけでいい。こういう考えを基本に置きました。

こうして、現在275の設計事務所が参加し、累計で1000棟を超える建物が着工されるまでになりました。(2003年12月現在)本当の展開はこれからです。

オープンシステムの家づくりを伝えようと、ペンを執りました。最初に書き上がった原稿は、建築業界の矛盾や不合理を解決する『理想の家づくり』になっていました。これではいけないと、もう一度ペンを執りました。

私たちの取り組みには、常に問題や課題がありました。一つ乗り越えると、また新しい問題が待っていました。おそらく、どこまで行っても、これでよしという終着点はありません。いつも変化し、進化しているのがオープンシステムです。

もう一度書き直しました。今度は、「そんなことまで書いたら不安になる」と、仲間たちから言われそうな内容も付け加えました。けれど、これでいいと思いました。いいことも悪いことも、ありのままに書くのが本当です。

すべて自分が体験したことと、直接お会いして話を聞いたことばかりです。したがって、私的なことに触れざるを得ないことが多くありました。私以外の人のことに触れるときには、相手に迷惑が及ばないように名前を伏せたところもあります。

この本が、家をつくる人の良き参考書になることを願ってペンを執りました。
掲載者
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