Iさんの家 リフォーム
  埼玉県鴻巣市/水村建築設計一級建築士事務所/2004年12月竣工

写真  
  先代より受け継いだ築22年の家は総檜の柱、
  床下も乾きしっかりとしていました。
  父の思い入れがある母屋を明るく、風通しよい家へと
  リホームしたいと昨年オープンシステムで完成した
  施主さんの紹介で事務所に来られました。

  田の字型の間取りは中廊下、台所は昼でも暗いのですが、
  熱い天井裏に上がると2階ができるくらい高さのある
  空間がありました。
  吹き抜けとトップライトで台所とリビングに光と開放的空間
  癒しの空間への計画が始まりました。

  おばあちゃんの為に廊下はバリアフリーにし
  各部屋への段差を桜の無垢フローリングにて
  改修しました。北側の台所は冬の寒さを和らげるため
  床暖房を設置しました。

  追、正面の緑の壁は施主の要望の栃木県の大谷石です。
  
写真  

  右の完成写真上部にガラス瓦の
  トップライトが見えます。
  ロフトへの廊下をつくり、 
  開放感と天井裏収納のアプローチ
  を兼ねます。
  
  意匠性と耐震性を考慮した
  松のたいこ梁は井型に組んで
  あります。
  壁は珪素土フラット仕上げです。
写真  左の写真は客間兼居間であった 
  天井を解体し今まで見えなかった
  天井裏が出現したところです。
  
  この写真は上の完成写真と
  ほぼ同じ位置から写したものです。
  当然トップライトはありません。

  解体前は天井高さ2.7mの12帖
  の居間でした。
  完成後は平均天井高さ6mの
  16帖の居間になりました。
   
写真  

  右の写真は松のたいこ梁を棟梁がかんな
  掛けしています。

  電動かんなの処理後、
  大変な作業、いまどきあまり
  無い大量の手かんな作業です。

  ご苦労かけました。
  
写真  

  左の写真はチェーンブロックを使用して、
  梁を掛けました。

  人手不足、材料屋さんもお願い。
  さすが、刻みに間違いなし。
 
  それにしても、曲がった太鼓梁
  の墨うち、刻み大工さんさすが。
建築場所 埼玉県鴻巣市
リフィーム内容 リビング、キッチン、洗面改装、床のバリアーフリー対応
着工/竣工日 2004年11月/2004年12月
外部改装 キッチンからのデッキ作成、外壁塗装、玄関戸取替え
屋根 屋根漆喰補修、やり変え、ガラス瓦トップライト
内部天井 吹き抜け制作、地松太鼓梁にて剛性補強
内部壁 耐震補強の上珪素土左官仕上げ
床暖房対応フローリング、唐松30mm無垢フローリンブ
廊下 さくら無垢フローリング
設備等 キッチン取替え、洗面取替え、床暖房工事
掲載者 水村 進
関連HP 水村建築一級建築士事務所

Counter:07984


『Index』から選択し、『Go!』をクリックして下さい。
オープンネット株式会社