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福岡の出版記念講演会
　 2001年3月3日

福岡出版記念講演会1アトリエ　ラッツ/古後氏：

前略
　全国の皆様に福岡講演会の御報告をアトリエ・ラッツの古後が致します。
駄文、長文、お許しください。
　結論からいいますと、総勢１３６名の大観衆を迎え、山中代表の熱いメッセージが響き渡るすばらしい講演会でした。ちなみに、本の売り上げは３２冊。こちらも好調です。
　福岡天神の博多大丸１６階ホール、１１時にオープンネット九州会員が集合し、皆で配付資料の封筒入れ作業。事前の皆さんの段取りが完璧であったので、あっというまに準備万端。そこに山中代表のお出まし。ホテルでたくさんのメール処理と、すでにひと仕事済ませていたようです。
　受付開始の１時になる前から、ぞくぞくとお客さんがつめかけてきました。食事を早めに切り上げ、さっそく対応です。受付には、星野さんの奥様と所員の美女２人、西村さんの奥様、あとからさなみさんのキュートな娘さんが加わり、昼食抜きで華を添えていただきました。
　定員９９席のホールでしたが、九州メンバーの努力でしだいに入場予定者が増え、テーブル席を中止し全て椅子席に変更するなどうれしい誤算もありました。得にさなみさん、星野さんの功績が大きく、大量の動員をしていただきました。
　１：３０には会場は満杯となり、軽快な初鹿野さんの司会進行で講演開始。当然、会員は後ろで立ち見です。山中さんとオープンネットのこれまでの歩みを聞きながら、入会当時をなつかしく思い、あらためて講演に聞き入りました。後ろからお客さんの反応を見ていますと、冒頭は配付された資料をみていましたが、徐々に身を乗り出し、時折感嘆の声をあげ、うんうんとうなずき、必死にメモを取り、と感動をあらわにしていました。
福岡出版記念講演会2　アンケートに記された内容からも感動ぶりがわかります。締めの「分断から融合へ」、「脱競争社会」、「みんなが幸せ」等のくだりでは、皆、それぞれが痛感している状況と照らし合わせ、感極まっている様子がありありと見て取れました。拍手喝采です。山中さんは革命家です。
　講演がおわり、九州会員の紹介。あつい拍手をいただきました。一同緊張でした。質議コーナーでは、熱心な質問が繰り広げられました。設計料の話、設計事務所の自由度の話。具体的な税金の話、などなど。いずれも山中さんがテキパキと処理しました。マスコミ陣も多数お見えになっていたようで、前列に熱心にメモをとり、積極的に質問している方がいましたが、建築ジャーナルの記者でした。おそらく記事になるでしょう。終了後も、山中さんのまわりには人が群れておりました。
　その後、皆でテキパキと片付けを済ませ、懇親会へ。山本さんに手配していただいた、素敵な和風のお店で、乾杯。熱い議論がくりひろげられました。
　前日に山中さんが訪ねられた、北九州の労働省管轄職業短期大の話しが刺激的でした。建築物の実物を研究所内で生徒に作らせ、実際に壊してみたりと、生の体験ができるような非常に熱心な講師陣とカリキュラムです。ここを卒業すれば、現場管理は完璧でしょう。オープンネットとの提携の話しまでほぼ決まったようで、サマースクールなどいろいろな事が実現しそうです。これは九州会員が実現へ向けて奮闘しなければならないなと思います。いわば、オープンネットが巨大な技術研究所、実物大実験施設を手に入れたともいえる記念すべき日でもあります。さっそく、実物大実験のテーマについて、あれがしたい、これがしたいと話しは弾みます。
　また、さなみさんが、オープンシステムで町ごと作ってしまおうと構想を語ってくれました。コーポラティブタウン。現実となる日はそう遠くないのではないでしょうか。夢は膨らみます。
　明日もがんばるぞ！ということで、２次会は控え、無事初日は終了です。

熊本講演報告に続く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　草々
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