オープンシステム関連情報
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河北新報 2002年6月16日
  業者バンク説明会in仙台の記事が河北新報(地方最有力紙)に掲載されました。

住みたい家 より安く
建築士がサポート「オープンシステム」
業者と直接契約 「業界の常識破る」
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 住宅などを建てる際、設計事務所がサポートして、建築主が各種専門業者と直接、請負契約を結ぶ「オープンシステム」。従来の多重下請け方式と比べて、建築主の意向を設計に生かし、価格の透明化が図れるなどの利点で注目を集めている。仙台市内でこのほど業者向けの説明会が開かれるなど、東北でも新しい家づくりとして、関心が高まっている。
 この仕組みは、「オープンシステムネットワーク会議」代表を務める一級建築士の山中省吾さん=鳥取県米子市=らが1992年に提唱した。設計事務所が建築主と業務委託契約を結び、基本設計から完成引き渡しまで責任を持って支援する方式で、現在、全国の設計事務所約230社が会員登録している。
 建築主は足場から建物、電気、サッシなど、すべての工事に関して、専門業者とそれぞれ直接契約を結ぶ。工務店や住宅メーカーの中間流通を省く分離発注のため、「重層的な下請け注文よりも1−3割は安くなる」と言われている。
 建築主の手間は掛かるが、反面、経費が削減でき、個性的な家づくりもできる。大手損害保険会社の協力も得て補償制度も確立しているという。
 専門業者は、会員の設計事務所の推薦を得て「業者バンク」に登録すると、インターネットで設計案件情報を閲覧し、見積もりへの参加が自由にできる。発注者が建築主本人なので支払いは現金が基本となり、倒産の心配がないなどのメリットがある。
 現在、東北の会員は福島8、宮城6、山形4、岩手2、青森、秋田が各1の計22社。6県の受注件数は40件程度だという。
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 宮城県内の会員6社が呼び掛けて、先ごろ仙台市内で開かれた業者向けの説明会には、約180人が参加。山中さんの講演、事例紹介などが行われた。
 山中さんは「住みたい家をより安くつくるこのシステムは、従来の不透明な業界の常識を打ち破る建築革命。こうした家づくりは時代の流れだ」と力説する。
 現在、7件を受注している一級建築士の本間貴史さん=仙台市泉区=は「事務所の負担は大きいが、この仕組みは家づくりの原点。顧客主導の仕事にだいご味を感じる」と話している。
 オープンシステムについての問い合わせは、オープンシステムネットワーク会議0859(37)3343、または本間総合計画022(371)6616へ。
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