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室内 9月号 〜分離発注方式を知る〜
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室内 9月号
〜分離発注方式を知る〜
この方式を知ることで、家の値段がよりわかる。

分離発注方式のネットワーク

 次は「オープンネット」を主宰する山中省吾さんである。オープンネットは、分離発注方式をとることで、家の建設にかかる値段を、建主に対して明らかにしていこうという「オープンシステム」 の考えのもと、山中さんが指揮をとるネットワークである。現在、全国の約250の設計事務所が参加している。
 そもそも山中さんが分離発注方式をとり始めたのは、いまから10年ほど前。工務店や業者の利益を優先する業界のやり方に疑問を覚えて、建主が家を建てることの中心となる方法を考え出した。それが分離発注方式だった。
 けれどもそのころはまだ、今ほど方法が確立されていなかったし、1軒の設計事務所が年間に建てる住宅の数は知れているから、ノウハウの蓄積も少ない。
 そこで、同じようにこの方式を実践する設計事務所同士が、お互いに情報交換をして助け合えるように、「オープンネット」を組織した。いまではオープンネットの会員が分離発注方式で建てる住宅は、年間で4百軒にのぼるという。
 オープンネットは、細かいマニュアルをつくつているわけではなく、やり方はそれぞれの設計事務所に任せている。しかし、判断に迷ったときは、ホームページ上で「問」を投げかけると、全国からすぐに反応が返ってくる。みんなでノウハウを蓄積しているのが強みだという。また、設計者が職人を手配しやすいように、業者バンクを設けて、現在20職種700社が登録している。依頼主が設計者を探せる窓口もある。こうした背景があるからこそ、建主が建材や設備機器を割安に買えるように、メーカーと契約することもでき、工事途中に何か問題がおきたときにフォローできるように、保険会社と提携して建物補償共済会をつくることもできた。
 分離発注方式のいいところは、工事ごとにかかる値段を設計者が直接コントロールするから、工務店が出す見積に振回されて設計変更しなくていいところだと、山中さんはいう。しかし何度も現場を見に行ったり、工務店を通すより最終的には時間がかかるなど、設計者の仕事が増えることも確かだ。山中さんの場合は、施工監理費を、基本料150万円+業務報酬料2万2千円/uとして、設計料とは別に建主に請求するが、それでも工務店を通すより、結果的には安くなっているという。
 何より、建主が家づくりに深く関わってよかったと満足してくれるのが一番で、竣工時に職人を全員呼んでパーティーを開く建主が多いそうだ。


オープンネット
TEL0859−37−3343
http://www.open-net.jp

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