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『北海道建設新聞』〜2002年11月12日
  CM方式の実務学ぶ〜オープンシステムネットワーク会議 札幌で全体会議

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CM方式の実務学ぶ

オープンシステムネットワーク会議 札幌で全体会議


全国の設計事務所約二百五十社で組織するオープンシステムネットワーク会議(本部・鳥取県米子市、山中省吾代表)は八、九日の両日、札幌市北区のガトーギンクダムサッポロで「オープンシステムネットワーク会議2002全体会議in北海道」を開催した。全国から集まった百六十社の会員代表らがCM(コンストラクションマネジメント)の実務を学んだほか、分科会を通じてさまざまな知識を深めた。

オープンシステムネットワーク会議は、工務店に一括発注せず、それぞれの専門工事業者に分離発注するCM(コンストラクションマネジメント)方式で住宅を建てることを狙いとする全国の設計事務所のネットワー・クシステム。1992年に鳥取県米子市の山中設計(山中省吾社長)が始め、口コミなどで広がりをみせている。全国大会となる全体会議の開催は四回目で、北海道では初めて。

 特別講演の講師には日本コンストラクションマネジメント協会長で京大大学院工学研究科助教授(建築生産学)の古阪秀三氏を迎えた。古阪氏は、今の日本の建築生産システムが変革期を迎えていることを強調。さまざまな事例を紹介した上で、CM方式と従来のゼネコン一括受注システムの違いを分かりやすく解説した。

 またCM方式の課題として「相手方の専門工事業者と調整能力を持った技能者が育っていない」「労働安全衛生法での統括安全衛生責任者の配置など、現在の法制度がCM方式を認めるものになっていない」と指摘。最後にCM方式の理念として「職人の賃金を守り、健全な建築生産システムを構築するための活動であってほしい」と結んだ。

 ニ日目は分科会を開催。北海道の技術紹介として高気密・高断熱など四つの研究テーマに分け、技術や知識について見識を深めた。
掲載者 staff@open-net.co.jp
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