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『住まいる生活』4〜(株)小西建築工房
  理想の土地を求めて2年間。〜こだわり尽くした「ノンちゃん家」。

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理想の土地を求めて2年間。
こだわり尽くした「ノンちゃん家」。


■札幌市:秋元邸 ■設計:(株)小西建築工房

秋元邸土地DATA
敷地の南側に遊歩道と小川、公園が隣接する札幌市内の新興住宅地。公園が間近にある、という環境も土地購入の決め手になったそう。

●敷地面積/394.60u(119.36坪)
●道路/北側8m
●用途地域/第1種住居専用地域
●建ペい率/40%
●容積率/60%

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土地探しは自分の足で。

 秋元さんが土地探しを始めたのは、長女の「ノンちゃん」が奥さまのお腹の中にいる頃。「だから主に僕が土地を見て回りました」とご主人。空いた時間を見つけては、自ら車で札幌市内から小樽市までの広範囲に渡って土地を探しに出掛けていたという。

「希望していたのは、角地、もしくは遊歩道などが隣接した二方向に広がりのある大きめの土地。夫婦共に車を運転するので利便施設等に関しては特に意識はしていませんでした」。

 秋元さんが希望に沿った土地に巡り会うまでに要した期間はなんと2年。当時お腹の中にいたノンちゃんも1才の誕生日を迎えていた。この期聞から口兄ても、秋元さんの家づくりへのこだわりの強さが伺えるだろう。

「敷地面積は約120坪と、広さは文句無しでした。しかも南側に小川が流れていて遊歩道もある。日当たhノとロケーションも保証されていましたし、公園が近いというのもがポイントでしたね。幹線道路から少し奥まった立地なので、交通量も少なく、子供を育てる環境には最適じゃないかと。

 マイホームは建物だけではなく、住む場所も大切だと思います。もしかしたら一生暮らすことになるかもしれないのだから、自分たちが好きな場所が良かった。だから、土地選びにもこだわったし時間も掛けました。実は、土地購入の予算は若干オーバーしていたんですが、それでも購入したのは、そういう想いがあったからなんです」。


家づくりにも参加。

 「業者を選ぶために、何十社にも足を運びましたし、モデルルームやオープンハウスも随分見学しましたよ。その中で、私たちの希望に対して『できません』と断定する言葉が返ってきた業者をひとつずつ省いていきました。で、最後に残ったのが小西建築工房さんだったんですよ。以前から設計事務所に頼みたいという気持ちもありましたし、オープンシステム(※)にも興味があって。家をプロバンス風の雰囲気にしたいという希望もあったので、輸入商品に強いというのも魅力的でした。…でも、一番の決め手はフィーリングでしょうね」と秋元さん。

その小西建築工房との打ち合わせには、10ページにも渡る「マイホームへの希望書」を持参し、自らが考えた「こう暮らしたい」というイメージを明確に提示。その結果、「(長女の)ノンちゃんを中心に家族が集まり、家族を中心に親戚や仲間達が集う空間づくり」というコンセプトが決定し、ついに着工となる。

「現場には毎日顔を出しましたし、コストを抑えるために施工参加もしたんです。壁の珪藻土を塗ったのは、家族と小西建築工房のみなさんなんですよ。…ほら、ちょっとムラになっている部分があるでしょ(笑)」。確かにちょっと壁に凸凹がある。でも、それも味であり、思い出。「僕が塗った所の方が上手い、なんて言い合ったりしてますよ」。

オープンシステム…施主主導の分離発注方式の建築方式。完成までの工事金額など、全ての情報を公開し、施主と設計者がパートナーシップを組んで家づくりを行う。
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60%完成。


 間仕切りが無いことと、吹き抜けの効果で、とても開放感のある1階は「集う空間」。壁は全面珪藻土塗りで、床にはテラコッタタイルが敷かれている。中でも目を引くのはゆったりスペースを確保したタイル貼りのキッチンである。大きなカウンターにはコーラー社のシンプルにデザインされたシンクが配置され、その横には業務用のビールサーバーを設置。ホームパーティを開くことが多いという秋元邸ならではのプランである。中央のアイランド部分も合わせれば、大勢の仲間達と過ごせる、まさに「集いの空間」だ。

「大勢で集まると、時間が経つにつれて男性同士、女性同士って自然に分かれてくるんですよね。キッチンには特に女性が集まることが多いので、ここは通称『女性ゾーン』なんです」。もちろん「男性ゾーン」もある。キッチン部分から一段下がった穴蔵的な薪ストーブのある空間が、それである。

 その「男性ゾーン」のちょうど真上にあるのが中2階の「リラックスゾーン」。テレビやソファーが置かれたこの空間では、1階で大人達が集うように、子供達もここでアニメのビデオを見たり、玩具で遊んだりと集まる場所になるのだという。

 2階部分は寝室などが配置されたプライベートな空間。裸足で過ごす時間が多いということから、杉床が採用されていた。就寝する空間、という用途をふまえ、暖房も床暖房ではなくパネルヒーターが設置されている。 こうして完成した秋元邸は、土地探しから2年、建物完成までざらに1年を要し、当初奥さまのお腹にいたノンちやんも、今年1月の竣工時には2才になっていた。

「でも、まだ完成じゃないんです。雪が溶けたら裏の庭も整えたいし、玄関前には木を植えて、自分でガレージもつくる予定でいるんです。その他にも色々考えていることがあるので、今の段階では60%完成、という感じでしょうか。自分たちの手で、少しずつ100%に近づけていきたいと思っています」。

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土地探しから幸づくりをはじめる方へ。

 家づくりにはある程度の知識が必要だと思います。自分が好きな家を建てたいなら2〜3年位かけて情報や知識を仕入れておくべきではないでしょうか。中には、地盤の善し悪しに関わらずつくり方が同じ、なんていう業者もあるそうですから。「知らなかった」って後悔することだけは避けたいですからね。

 あとは、自分の建てたい家のイメージを固めることです。私たちの場合は、内装のイメージを掴むために洋書や住宅雑誌、構造的なことに関しては北海道の雑誌類がとても役立ちました。それで固まったイメージを希望書として10ページ位にまとめて提出したんです。それを、設計者である小西建築工房さんが理解してくれたからこそ、満足のいく家ができ上がったのだと思っています。(秋元さん談)

掲載者 konishi@mb.infosnow.ne.jp
関連HP (株)小西建築工房




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