オープンシステム関連情報
各種メディアへの掲載、建物の受賞等、オープンシステムに関する情報です。
 

『&home(アンドホーム)』2006_2_vol.08
  「【第1特集】カジュアルコストでつくる居心地のいい私らしい家」/オープンネット(株)代表山中省吾がコメンテーターとして登場しました。

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家づくりのプロ4人に聞きました

コストパフォーマンスの高さが大切!

カジュアルコストを実現する
    ルール&テクニック

 &homeは本体工事費1000万円台で十分理想の家が建てられると考えています。
                  限りある予算でいかに満足できる家をつくるか、
           &homeスタイルの家に見るルールとテクニックを紹介します。
そして4人の家づくりのプロがカジュアルコストを実現するヒントを教えてくれました。


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PROFILE
山中省吾 shogo yamanaka
1974年米子高専建築学科卒業、1988年山中設計設立。
1992年オープンシステムを開始、1998年オープンネット設立。
                 鳥取県米子市米原5-3-20 
                 TEL/0859-37-3343 http://www.open-net.jp



オープンネット/山中省吾さんに聞きました

Question

オープンシステムにするとコストが抑えられると聞きました。
それって何ですか?」


Answer

ひと言でいうと
「余分な費用をかけないでいい家を建てられるシステム」です

「厳密には、オープンシステムで家のコストが抑えられるとは限りません」
と語るのは、このシステムを提案している建築家の山中省吾さん。
オープンシステムの目的は、工務店任せにしていた家づくりに建築家が
深く携わることで住宅のクオリティを上げ、住宅の価格をクリアにして、
施主の選択肢を広げるところにあります。
 このオープンシステムでは、家づくりに工務店が存在しません。通常の
システムで家を建てた場合、建築家が工務店に施工を依頼し、その工務店から
各種の専門工事業者へ仕事を依頼することになります。家づくりに携わる専門業者は
およそ20。オープンシステムでは、この専門業者への契約を工務店は通さず、
施主から直接行なうことになります。「見積もりを作成したり、業者を選んで
監理をするといった作業を行なうのは設計家になります」と山中さん。
専門業者をコントロールしながら、これまでの家づくりで工務店が担っていた
コスト管理や施工監理までを設計家が行なっています。

中間マージンをなくして家全体の価格を下げる
 では、オープンシステムで住まいのコストを抑えるのは難しいのでしょうか?
「実際には、かなりのコストを抑えることが可能です。」現在のシステムでは、
工事費用の30%〜40%は工務店の経費や利益。ハウスメーカーの場合、総工事費の50%近くが
広告費や利益・経費にまわされるというケースもあるそうです。これらの出費が抑えられ
細かな部材の価格価格がクリアになることも、このシステムのメリットのひとつ。
設計家の負担が大きくなるため設計家の設計・管理費は通常の2倍近くとなりますが、
それでも通常のシステムで建てる家より低予算で家を建てられるケースがほとんどだとか。
 ただし、このシステムでは設計家の力量がコストを大きく左右します。コスト管理能力が
低い設計家の場合、相場を知らないまま専門工事業者の言いなりで見積もりを呑み、結果コスト高に
なってしまうことも。設計家の知識や力量が、そのままダイレクトに家の質と価格にひびいてしまう訳です。

家の本当の値段はいくら?価格にあった家が欲しい
「これまで工務店に依頼していたのは、設計家の負担を軽くするため。でも、本来は設計者が業者と
直接やり取りした方が仕上がりに間違いがないはず」と山中さん。コンペで専門業者を選ぶことで、
より腕の良い専門業者を集めることもできるようになりました。
 現在、このオープンシステムに賛同した建築家が参加してネットワークをつくり、「オープンネット」
という株式会社も誕生しました。このネットワーク内の設計家間で情報交換や勉強会をしつつ、優秀な
専門業者のネットワークづくりも広がっています。オープンシステムが始まって7年。2005年にこの
「オープンネット」で着手した物件は約450棟となりました。
「支払った金額に見合う住まいが欲しい。」住まい手のシンプルな欲求に応えるべく、オープンシステムは
さらなる進化をとげています。


掲載者 オープンネット(株)
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