『建築事務所のピュアCM/分離発注』研修会
(社)日本建築士会連合会/(社)日本建築家協会 CPD認定プログラム
 

北海道住宅通信
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ピュアCMの実務を研修

  オープンシステム 設計事務所20社が参加


 全国で価格の見える家づくりを展開するオープンネット(本部・米子市、山中省吾代表)は5月13日、札幌市内のリフレ札幌で「建築事務所のピュアCM」研修会を開いた。施主に代わって設計事務所が建築工事の分離発注を行うCM(コンストラクトマネジメント)方式のPRとCMに携わる建築士の資質向上が狙い。札幌市内の設計事務所など20社が参加、ピュアCMの具体的な実務のポイントを研修した。

 研修会では、オープンシステムネットワーク会議道地区幹事の小西永高氏(小西建築工房社長)を講師に、同社の実施例を基にCMの現状を紹介、業務の具体的な流れに則してCM実務の留意点を説明した。

 小西氏は、住宅建築の一般的な建築手法になっている一括請負方式に対し「設計事務所にとって工程管理のリスクは避けられるが、施主はコストの見えない家づくりに甘んじざるを得ない結果を招いている」と述べ、建築生産の多重構造下で、建築士の職能や現場職人の技量が埋没している現状も指摘した。

 同ネットワークに参加する設計事務所は全国で約280社を数える。小西氏は「本道ではピュアCMはまだ発展途上。今後も賛同する設計事務所のネットワークを拡げ、ピュアCMによるフラットな建築生産の普及を図っていく」と語った。

 研修後には、来道したオープンシステムの山中省吾代表を交えて自由参加の座談会も開いた。
掲載者 konishi@mb.infosnow.ne.jp
関連HP (株)小西建築工房




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